TOKYO COLOR(トーキョーカラー)は東京都の伝統工芸開発プロジェクトをきっかけに2016年春に菊地あかねが立ち上げた東京手描き友禅のブランドです。

「東京をテーマに、コミュニケーションのきっかけになる製品を和装の技術で作りたい」と、骨董市で着物が山積みになり売られる光景を目にして思い浮かんだアイデアを、 東京友禅作家の笠原以津子氏と、太平織物株式会社のご協力のもと実現させました。

東京友禅は江戸の生活感覚や美意識による洒落た趣味が好まれてきました。町方では粋な柄が、山の手では上品な草花などの写実柄と、あらゆる階層で形式にとらわれることなく 自由奔放に発展し、技法や柄行きを分け隔てなく制作することも特徴で、別名は「創作友禅」。拡張性を持った友禅であるという特色を活かし独自の感性を持たせ、これまで受け継いできた古典の様相を壊しすぎることなく、東京の風景をネクタイに映し出しました。「無線友禅」という主流の糸目友禅に比べ手描きの風合いを 強く出し、生地の染色や質、縫製にもこだわりました。

現代の江戸友禅作家は激減し、市場も和装とともに縮小しています。和装の「伝統技術」を「定番」にし、新しい和装制作技術のあり方を提案してまいりたいという願いを込めた TOKYO COLORのはじまりを、ぜひご覧ください。